10月 222010
 

昨日Varnish2.1.4がリリースされました。

Varnish Cache 2.1.4

英語は苦手ですが簡単に訳してみました間違ってたらすいません

A bug in the binary heap layout caused inflated object counts, this has been fixed.

二分ヒープのレイアウトの問題でオブジェクトのカウントが溢れるバグを修正しました
→これかな? Changeset 5356

Much more comprehensive documentation.

ドキュメントが充実しました
→/usr/share/doc/にドキュメントが追加されるようになりました(varnish-docs-2.1.4-1.x86_64.rpm)

A DNS director that uses DNS lookups for choosing which backend to route requests to has been added.

DNSディレクターが追加されました
→詳しくは The DNS director
まだ動かしていないのであれですが
以下の場合有効そうです

    多段で構築している
    ネットワークがきちんと整理されている

要は範囲指定でガッツリ設定できるのである程度の台数を使用している場合設定が楽になりそうです。
間違ってたらすいません。

The client director now uses the variable client.identity for choosing which backend to send a given request to.

セッション維持機能が使えますということです。
複数のサーバがバックエンドにある場合においてAサーバで処理して返したユーザは次に接続する際もAサーバにつなぐということだと思います。
間違ってたらすいません。

String representation of now, making it easier to add Expires headers

2010/10/24追記:やっと動作がわかりました
nowをstringに自動的にキャストするようになりました。
これにより例えばExpiresの返却が簡単になります
vcl_deliver内で


set resp.http.Expires = now;

と書いた場合、前のバージョンではVCLがコンパイル出来ませんでしたが、2.1.4では


Expires: Sat, 23 Oct 2010 18:36:55 GMT

と帰ってきます。
ただ残念なことに以下の記述はできません


set resp.http.Expires = now + 10s;


[root@LIP-APP-01 etc]# varnishd -d -f /etc/varnish/default.vcl -C
Message from VCC-compiler:
Expected variable, string or semicolon
(input Line 71 Pos 29)
set resp.http.Expires = now + 10s ;
----------------------------#------

(訳THX:@W53SA)

Portability fixes for Solaris.

Solaris向けの修正があります。

Various bug fixes.

いろんなバグを修正


そういや少し気になったんですが
ここを見てたら最新版だけVarnish Cacheとなっていて
もしかしてVarnishブランドのほかソフトも出すのかな?とかかんぐってみたりw

あとRPMビルドするときにpython-sphinxが必要になってました