4.1系の最新版の4.1.5がリリースされました。 [changelog] [公式のリリース文]
公式でも触れられてる通りほぼバグフィックス(あとドキュメント周り)なのですが、1点パフォーマンスに影響する修正があります。
個人的に重要かなと思うのは#2106の修正です
バグ修正
workspaceが溢れた場合にpanicしていたのを修正 #1834
Basic認証でAuthorizationのフォーマットがおかしい場合varnishncsaでデコードできない問題の修正 #2148
VCLでバックエンドの比較が動いていなかったのを修正 #2168
VSMの使用状況のカウンタ(vsm_free)がおかしかったのを修正 #2188
ESIのincludeでパスが存在しない場合にpanicしたのを修正 #2197
「http://foo/」の場合は問題なかったのですが「http://foo」の場合は今までpanicしていました
その修正になります。
INT/REAL型において「-」をパースできなかったのを修正 #2167
要は-10とかを扱えるようになりました。
beresp.backend.ipが本来使用できないbackend_errorで呼び出すとpanicしたのを修正 #1865
backend_responseでのみ利用できるように修正されました
CNT_Requestでパニックしていのを修正 #2106
仕様変更
バックエンドへの接続にNagleアルゴリズムを使っていたのをやめました #2134
クライアントとの通信はもともとTCP_NODELAYだったのですがバックエンドとの通信はTCP_NODELAYを指定していませんでした。
キャッシュが出来ないオブジェクト(pass)の場合だと多少効いてくるのではと考えています。
改善
devicedetect.vclをアップデートしました(bot情報)