4.1系の最新版の4.1.7がリリースされました。 [changelog] [公式のリリース文] [パッケージDL] [ソースDL]
今回の変更内容は主にstat周りのバグフィックスとちょっとした新機能です。
追加された機能
varnishncsaのLogFormatの%{X}xでrecord-prefixに対応しました(#2077)
もともとは%{VSL:tag[field]}xといった感じで指定できたのですが
Timestampのように同一タグでラベルで情報が違うものの場合、例えばProcessにかかった時間、Fetchにかかった時間を分けて出力することは不可能でした。(最初にマッチしたものだけなのでStartになる)
しかし今回record-prefixに対応したため、vsl-queryのような柔軟な指定が可能になりました。(levelには対応してないですが)
$ sudo varnishncsa -F "fetch:%{VSL:timestamp:fetch[2]}x process:%{VSL:timestamp:process[2]}x" fetch:0.000377 process:0.000392
バグ修正
workspaceのリセット漏れでworkspaceが足りなくなって落ちるケースがあったのを修正(#2219)
varnishstatでのglobを修正(#2022,2118,2320)
あまり知られていないオプションだと思うのですが -fでstatのキー絞り込みをできるのですが
-1との組み合わせの時にうまく動かないバグがいくつかあったようです。
nuke_limitの効果がなくなっていたのを修正(#1764)
ヘルスチェックの応答でReason-Phraseがない場合に失敗していたのを修正(#2069)
(ちなみに今回記事が遅れたのは前の記事書いたあとあたりに書いたつもりになって忘れてました・・すいません)