VarnishCache3.0のリリースノートでもあったとおりデフォルトパラメータのチューニング及び追加・削除・名前変更があります。
特筆すべき箇所はコメントを書いています。
追加されたパラメータ
指定された秒数以下のTTLをもつオブジェクトを一時的なストレージ(malloc)に保存します。(デフォルト10秒)
環境によって変えるとパフォーマンスに効いてきそうなきがします。
今までのバージョンにおいて例えばbackendを定義したもののそれがコード中で使用されていない場合はVCCでエラーがでました
[root@LIP-APP-01 redhat]# varnishd -d -f /etc/varnish/default.vcl.rpmnew
Message from VCC-compiler:
Unused backend default2, defined:
(‘input’ Line 7 Pos 9)
backend default2 {
——–########–Running VCC-compiler failed, exit 1
VCL compilation failed
しかしこのパラメータをOFFにすると警告はでますが起動することができます
[root@LIP-APP-01 redhat]# varnishd -d -f /etc/varnish/default.vcl.rpmnew -p vcc_err_unref=off
Message from VCC-compiler:
Unused backend default2, defined:
(‘input’ Line 7 Pos 9)
backend default2 {
——–########–(That was just a warning)
デフォルトはONですがOFFにすると遊んで見るときには便利なパラメータかもしれません
変更されたパラメータ
パフォーマンスがよくなるような方向にチューニングされています。
今までは固定で
exec cc -fpic -shared -Wl,-x -o %o %s
でしたが
exec $PTHREAD_CC $OCFLAGS $PTHREAD_CFLAGS -fpic -shared -Wl,-x -o %o %s
に変更されました。
EXPERIMENTALは外れていませんがデフォルトでONに変わりました。Rangeもある程度の安定性が確保できたと考えてもいいでしょう
名前が変わったパラメータ
名前が変わっただけで値の変更はありません
http_headersから変更されました
max_esi_includesから変更されました
overflow_maxから変更されました
詳しい変更履歴は以下を参照してください
Varnishランタイムパラメータ
—
(5/15 14:00更新) queue_maxはoverflow_maxのリネームでした